お盆に海水浴がダメな理由は?期間と入った後の処置は?

海水浴 アウトドア
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子供のころ、毎年夏休みに海沿いの祖父母の家に遊びにいくのがいつも楽しみでした。
ただ、小さい頃から祖父母に「お盆の海は危ないから行っちゃだめ」と聞かされていました。
お盆に海水浴をすると、霊に足を引っ張られるらしいのです。
「地獄の釜が開く」や「亡者の骨休み」といった幽霊話もまじって、より一層怖く感じてしまいますよね。
大人になった今、あいかわらず幽霊は怖いですが
実はお盆の海水浴が危険と言われていることには幽霊以外にもちゃんと理由があることを知りました。
そこで今回はお盆に海水浴がダメな理由・期間・入った後の処置についてご紹介します。

お盆について色々まとめてます( •̀ ω •́ )✧

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お盆に海水浴がダメな理由は?

お盆に海水浴がダメな理由はなんでしょうか?

一つ目の理由は海水事故です。
お盆の海水浴で事故は増えるのですが、その原因に海水の温度があります。
海面に近いところは太陽の光によって海水の温度が高くなっています。
ですが、太陽の光がとどきづらい海の深くになると、急に水温が低くなりおどろくほど冷たくなるんです。
この海水の温度変化は、ときに大きな事故をおこすきっかけになります。

具体的には、水中で足がつったり最悪の場合は心臓マヒが起こり、おぼれてしまう事故が実際におきています。
特に、飲酒してから海に入ると水温の変化に体がビックリして心臓マヒをおこす事故が多いので気を付けてくださいね。

また、波にも気を付けなければなりません。
離岸流って聞いたことありますか?
波が沖に戻ろうとするときの強い流れのことを言います。
子どもの場合は浮き輪ごと流されてしまいますし、大人でも危ないです。
流されたときにパニックになって、水を飲んだりすると本当に危険です。
こんなときは、流れに逆らわず「岸と並行に泳ぐ」ことで、離岸流をぬけることができます。

また、土用波といううねりが強い高い波が起こることもあります。沖あいで発生した台風の影響で起こるようです。
泳ぎが得意な人でも、土用波には流されてしまう可能性が高いです。
どうやらサーファーにはよろこばれているようですが
普通の海水浴客には危険なので、この波が起きているときは海に入らないようにしてくださいね。

お盆の海水浴にひそむ危険が分かったところで、次はお盆過ぎの海水浴にでる、アノ生物についてご紹介します。
お盆の海水浴を危険にする、アノ生物とはクラゲのことです。
クラゲには刺されても痛い程度ですむクラゲもいますが、カツオノエボシのように死に至るような危険なクラゲもいます。
海水浴場によってはクラゲよけのネットがあるところもありますが
全ての海水浴場にネットがあるというわけでもないですし
台風などの波の高い時には、そのネットをこえてクラゲが入ってくることもあります。
したがって、海水浴ではクラゲには十分に注意する必要があります。

最後になりましたが、これがもっとも怖いという人も多いかも知れませんね。
「お盆に海へ行くと幽霊に足を引っ張られる」
という話を聞いたことのある人は、多いのではないでしょうか。
大抵は離岸流のケースなのでしょうが
もともとお盆とは、死んだ祖先が彼岸からこちらに帰って来る時期です。
そして彼岸に戻る時には、海を泳いで帰るという言い伝えもあります。
誰からも供養されなかった霊も、この世に戻ってくるというのです。
そのような寂しい霊は、寂しさに耐えかねて、海に人がいると一緒に連れて帰ろうとするそうです。
それが、お盆に海へ行くと足を引っ張られる・・・ということなのです。
どうですか?少し涼しくなったでしょうか(笑)

お盆の時期で海水浴がダメな期間

海水浴がダメなお盆の期間は、いつからいつまででしょうか?
どうやら地域によって多少は異なるようですが、一般的な期間は、8月13日〜8月16日の4日間をさすようです。
8月13日は迎え火といってご先祖様を迎え入れ、8月16日は送り火といってご先祖様をお送りします。

迎え火とは、ご先祖様が迷わないように火を焚くことで、地方によっては留守参りをする地域もあるようです。
留守参りは、お盆で留守になったご先祖様のお墓を綺麗に清掃することのようですね。
送り火とは、ご先祖様をお送りする火を焚くことですが、京都の五山送り火や、奈良の高円山大文字などが有名ですね。
また、地域によっては灯籠流しを行うようです。


お盆の時期で海水浴に入った後の処置は

お盆の時期に海水浴に入ってしまった場合、その後の処置はどうすればいいでしょうか? お祓いをすればいいでしょうか?それは冗談ですが。
海水浴をした後、処置が必要になるのは大抵クラゲに刺されたときだと思います。
そこで、クラゲに刺されたあとの応急処置についてご紹介します。
クラゲに刺されたときは、すぐ海からあがりましょう。
クラゲの中には強い毒をもつものもおり、毒が回ると筋肉麻痺が生じて泳げなくなる可能性があります。
そうすると溺れてしまいますよね。なので、おぼれる前に陸地に緊急避難します。

刺された場所を洗うときは真水ではなく海水で洗いましょう。
なぜ真水ではダメかというと、浸透圧の違いでクラゲの毒が体内に回りやすくなってしまうからです。
刺された場所に針を見つけたらぬきましょう。
そのときは素手では絶対にぬかないことが大切です。
あとは患部を氷水で冷やしまします。その後すぐに病院にいきましょう。

もしパニックになってどんな応急処置がわからなくなったら、ライフセーバーさんに相談してください。

さいごに

いかがでしたか?
今回は、お盆に海水浴がダメな理由・期間・入った後の処置をご紹介しました。
お盆の時期の海水浴は、気を付けなければならないということがわかりましたね。
それにしても、昔の人はこうやって、海の危険性やお盆の意味を伝えてくれていたんですね。
皆さんも海水浴をするときはくれぐれも事故に気を付けてくださいね。
そして、お盆のときはご先祖様の送り迎えをちゃんとしましょう

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